給与計算の流れを教えてください。
給与計算業務には、大きく分けて、① 給与支給額から源泉所得税や社会保険料といった控除額を差し引き・支払う給与計算手続と、② 毎年7月に行われる社会保険の定時決定と年度更新といった社会保険手続、③ 毎年12月に1年間に支払われた給与及び源泉徴収した所得税を再計算する年末調整手続からなります。
ここで、源泉徴収とは、事業者が、給与・報酬などを支払う際にあらかじめ給与所得者が負担すべき所得税を差し引いて、給与所得者の代わりに納付する制度です。給与計算時には、この所得税の源泉徴収のほか、住民税の特別徴収、社会保険料、雇用保険料もあわせて控除をする必要があります。
また、年末調整とは、事業者が支払った1年間の給与・賃金及び源泉徴収した所得税について、毎年の最終の給与支払日に再計算を行い、納税する所得税の過不足額を調整する手続をいいます。
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○ 経理のための『ワンポイントアドバイス』 | |||
給与計算は、多くの従業員の個人情報を取り扱うこと、また、従業員の直接の収入に関わる計算を行うものなので、ミスが許されない業務であるということが大きな特徴といえます。
給与計算業務をスムーズに進めるためのポイントは以下のとおりです。
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