月次決算とは、事業年度末に行う法規による年次決算とは別に、主として経営管理に必要かつ有効な情報を提供する目的をもって、毎月の営業成績や財政状態を明らかにするために月々行われる決算のことです。
年次決算は会社法、金商法、法人税法等の法令に基づき実施されるのに対し、月次決算は、法律に基づいて実施することが義務づけられているものではありません。しかし、四半期決算及び年次決算の基礎になるという意味では、重要な決算プロセスの一部でもあります。
また、月次決算は予算・計画との比較という視点が経営者の最大の関心事であり、迅速な情報提供が求められます。そのため、月次決算の早期化、予実差異分析が経理・財務部門に要求されることが特徴です。
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