マイナンバー対応と事業者の課題
マイナンバー法では、マイナンバーを利用できる事務の範囲を、法律に規定された社会保障、税及び災害対策に関する事務に限定していることが特徴です。
そして、マイナンバー制度の適正な運営を確保するために、事業者には、特定個人情報を収集・保管・提供できる範囲や、特定個人情報ファイルを作成できる範囲などが制限されるほか、個人番号の提供を受ける際の厳格な本人確認、各種の安全管理措置への取り組みなどが求められます。
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○ マイナンバー対応に役立つ『ワンポイントアドバイス』 | |||
事業者には、マイナンバー制度の適正な運営を担保するために、特定個人情報を収集・保管・提供できる範囲や、特定個人情報ファイルを作成できる範囲などが制限されるほか、個人番号の提供を受ける際の厳格な本人確認、各種の安全管理措置への取り組みなどが求められます。
具体的には、マイナンバーを取得する際に利用目的を特定して明示するとともに、他人の成りすまし等を防止するため厳格な本人確認を行うことが求められるほか、マイナンバーの適切な管理のために、 組織体制の整備などの組織的安全管理措置、事務取扱担当者の監督や教育などの人的安全管理措置、特定個人情報等を取り扱う区域の管理や、機器及び電子媒体等の盗難等の防止などの物理的安全管理措置、アクセス制御、外部からの不正アクセス等の防⽌などの技術的安全管理措置などへの取り組みが求められています。
なお、事業者に求められる安全管理措置の具体的な対応方針は、担当者数や、取り扱う特定個人情報等の種類や数、IT化の程度など、事業者の状況により異なるため、まずは、自社の個人番号を取扱う事務の範囲や、特定個人情報等の範囲、関連するリスクは何か、現状の安全管理措置が十分であるかなどを早急に検討し、マイナンバー制度対応のためのロードマップを作成していただくことが必要と考えます。
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○ 『マイナンバー対策準備室』 記事一覧 | |||||||||||||||
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