株式会社を設立するための手続を教えてください。
株式会社の設立には、株式の全部を発起人が現金で引き受ける「現金出資による発起設立」や発起人以外にも出資を募る「募集設立」や「金銭以外の現物出資も含む設立」があります。
いずれの方法によるかによりすべき手続が異なりますが、起業時は「現金出資による発起設立」が一般的です。
具体的な手続としては、まずはじめに発起人・基本的事項の決定と定款の作成をし、次に、定款を作成後、出資金の払込み・設立登記を完了させることにより、会社を設立することができます。
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○ ベンチャー経営のための『ワンポイントアドバイス』 | ||
株式会社を設立すること自体は、それほど難しいことではありません。
会社を設立する手続そのものは、定款を作成し、出資金を払込み、設立の登記をするだけでよいので、はやければ、2~3日のうちに、会社を設立することは可能です。
しかし、会社を設立するには、少なくとも20万以上の費用がかかりますし、一度会社を設立すると、決算や納税など、継続した経費がかかるようになります。会社を設立するか否かは、起業のための入念な準備と、会社の目的や事業内容などをよく検討をしたうえで決定していくのが良いでしょう。
なお、会社設立での定款の作成では、公証人による定款認証が必要となりますが、電子認証を選択すると、定款に貼付する印紙代40,000円が免除になります。それほど、難しい手続ではないので、ぜひ、電子定款を利用することをお勧めします。
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